麻雀人類学  14.打ちてしやまん(最終回) | 中野区鷺ノ宮から徒歩4分の精神科・心療内科

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院長のひとりごと

麻雀人類学  14.打ちてしやまん(最終回)

のっけから物騒なタイトルになったが、私は別に右翼というわけではない。右翼なら「撃ちてし熄まむ」と書くところである。

「伍萬」と「六萬」を除けば盲牌(モーパイ)をするだけで(つまり親指で触るだけで)すべての牌を瞬時に認識できるほど麻雀に慣れ親しんでいながら、わずか14回しかネタが続かないのでは、「オレは今まで一体何をしてきたんだ?」と文句のひとつも言いたくなるところだが、事実だからしようがない。ちなみに先ほどストップウォッチを片手に盲牌に要する時間を計ってみたら、平均0.3秒であった。ビリー・ザ・キッドといい勝負かもしれない。

饅頭の箱詰めが10個、1ダースが12個という区切りがありながら、なぜ麻雀人類学が14回で終わるのか、みなさん、わかりますか?……そう、麻雀は14枚目の牌でアガリになるからなんですね。

医師会の理事会旅行で箱根に行ったことがあるが、宴会が終わったあとで麻雀に誘われながら、睡魔に勝てず寝てしまった。翌日聞いたところによると、ろくに点数の計算もできない人たちが打っていたとのこと。酔っていたとはいえ(いや、酔っていたからこそ)、麻雀を打たなくてよかったと、今さらながらつくづく思う。泥酔していた私がひとり勝ちをしてしまっては、その後の理事会運営に支障を来すこと必定である。当時の中野区医師会の理事諸氏は、私が寝てしまったことに感謝すべきであろう。

なんだか負け犬の遠吠えみたいになってしまったが、私は別に麻雀をオリたわけではない。「打ちてしやまん」である。新聞の活字は眼鏡をはずさないと読めなくなってきたが、麻雀牌なら十分見える。「オレの目の黒いうちに、誰か麻雀に誘ってくれ~」というのが、今の私の偽らざる心境なのである。

麻雀人類学は今回を以て終了するが、次回からは「木もれ日」というタイトルで自分の来し方を綴ってみたいと思う。

ご愛読ありがとうございました。

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