木もれ日  13.飛車落ち奮戦記 (1)対局前夜 | 中野区鷺ノ宮から徒歩4分の精神科・心療内科

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院長のひとりごと

木もれ日  13.飛車落ち奮戦記 (1)対局前夜

アマチュア将棋ファンにとってプロ棋士は神様のようなもので、憧れの的である。ひょんなことから田丸昇九段の知遇を得て、一緒にお酒を飲めるようになっただけでも望外の幸せなのに、なんと田丸九段の推薦でケーブルテレビの囲碁将棋チャンネル「お好み将棋道場」に出演することになった。夢のような話である。

テレビに出られることになったのはいいのだが、今度は「ちゃんと指せるだろうか」と心配になってきた。何しろ十年来駒落ち将棋を指していないのである。そこで私が月1回主宰している「鷺宮将棋サロン」へ指導対局に来て下さるようになった本田小百合女流三段にお願いして、特訓を受けることになった。やはり歯が立たなかったが、丁寧に指導していただいたおかげで、少しずつ駒落ち将棋の感覚が蘇ってきた。

田丸九段にも飛車落ちの指導をしていただいた。田丸九段にしてみれば、推薦した以上あまりみっともない将棋を指されても困るので、一通りおさらいをしておこうという意図ではなかったかと思う。この時は対局時計を用い、序盤、中盤、終盤での時間配分についてアドバイスをいただいた。

対局の前日、「実戦を指しておいたほうがよいでしょう」と本田女流三段が拙宅まで来て下さり、本番さながらに飛車落ちを一局指していただいた。ありがたいことである。しかもこのときの終盤が翌日の本番で再現されることになろうとは、神ならぬ身の知る由もなかった。

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