木もれ日  13.飛車落ち奮戦記 (4)駒柱 | 中野区鷺ノ宮から徒歩4分の精神科・心療内科

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院長のひとりごと

木もれ日  13.飛車落ち奮戦記 (4)駒柱

押したり引いたりしているうちに、いつのまにか将棋盤の縦一列に双方の駒が並ぶことになった。これは駒柱といって、実戦で滅多にできることはなく、昔から不吉な形と言われている。私は途中で駒柱ができそうだと気づいたが、騎虎の勢いで今さら止める手立てもなく、双方最善手を尽くしているうちに、とうとう駒柱ができてしまった。この祟りを受けるのは上手か、はたまた下手か……。

私が決め手を逃したせいで、局面は泥仕合になっている。ふつう駒落ち将棋は100手以内に勝負がつけば下手の勝ち、100手を超えれば上手の勝ちと言われているが、私が持久戦を目指したこともあって、すでに100手を超えてしまった。しかも私も持ち時間を使い切り、一手30秒の秒読みである。通常なら、到底下手に勝ち目はない。

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