夢のような夢のはなし | 中野区鷺ノ宮から徒歩4分の精神科・心療内科

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夢のような夢のはなし

夢のような夢のはなし  25.食事の夢

衣食住は生活の基本で、衣類がペルソナ(社会的役割)を象徴することはすでに何度か述べた通りである。今回は「食」の意味について考える。 食事の夢は第一に何かを取り入れる(あるいは受け入れる)ことを表す。実生活においても、人は自分に受け入れられない事態が生じたときに食欲がなくなったりする。 夢の中にそれまで見たこともない奇妙な料理が出て来たら、今までとは全く異なる...
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夢のような夢のはなし  24.水の夢、火の夢

水が一般に無意識を象徴することはすでに書いた。自我が無意識と関わりを持つようになると、夢の中に水が出てくる。水は川や海のような自然物として出てくる場合もあれば、プールや温泉という人工物で出てくる場合もある。 意識の中心機能である自我と無意識との交流は、何らかの形で水の中に入る夢となって現れる。プールや温泉はその中に人が入ることを前提としているので、自我が積極...
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夢のような夢のはなし  23.空を飛ぶ夢、落ちる夢

このところ肩の凝る話が続いたので、これから夢によく用いられる素材を採り上げて、その意味を解説していくことにする。 空を飛ぶ夢はたいていの人が見ているようである。実際に空を飛んだことのある人間はいないだろうし、私もまだ空を飛んだことはないのだが、夢の中ではやすやすと空を飛ぶことができる。自分が体験したこともない行為がなぜ夢に出て来るのかというと、空を飛ぶという...
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夢のような夢のはなし  22.男性性と女性性(その3...

思考型の人間は、一般にその対極にある感情が無意識の奥深くに抑圧され、未熟なままに放置されている。感情が未熟であるということは、感情がないわけではなく、それを過不足なく表出する技法が身についていないことを指す。ふだん滅多に怒らない人が、一旦怒り出すと容易に怒りを鎮められないのは、怒り方に慣れていないからである。ほんとうは嬉しいのに、それを十分に表現できなくて、...
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夢のような夢のはなし  21.男性性と女性性(その2...

人の心理機能には思考、感情、感覚、直観の四つがあることは前に書いた。このうち思考と感情は合理機能に、感覚と直観は非合理機能に分類される。思考はともかく、感情が合理機能とは、ちょっと違和感があるかもしれないが、平たく言えば「好き、嫌い」の判断を下すのが感情で、判断の根拠にはそれなりの基準があるから、感情は合理機能ということになるのである。 一般に男性には思考型...
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夢のような夢のはなし  20.男性性と女性性(その1...

男性性とは男らしさ、女性性とは女らしさを指すが、男らしくない男もいれば、女らしくない女もいる。昨今のように草食系男子、肉食系女子などという言葉が市民権を得るに至っては、男らしさとか女らしさとは一体何なのかと考え込んでしまう。 身体機能でいえば男は強く女は弱い。実際、スポーツ界では男と女が同じ種目で争うことはない。男と女が同じ土俵で戦っているのは囲碁界くらいで...
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夢のような夢のはなし  19.影(その5)

ノイローゼからは立ち直ったが、それは私が影の攻撃に対して開き直ったというだけのことで、夢の中では相変わらず影が傍若無人にふるまっていた。但し夢の中では不愉快な思いをしても、目が覚めてまでそれを引きずることはなくなった。へえ、自分の心の中にはこんなものが潜んでいたのだ、と珍しいものでも見るような気持ちだった。 逃げ回っている間は影につけ込まれるばかりだったが、...
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夢のような夢のはなし  18.影(その4)

教育分析を受けるとノイローゼになるという話は以前から聞いていた。教育分析は治療ではないから、ある意味情け容赦がない。自分の心の中に潜んでいる狂気に圧倒されてノイローゼになったとしても、そこから立ち直れないようでは、そもそも教育分析を受ける資格がないということなのであろう。 私は教育分析を受けるに当たって、あらかじめ家内に「俺はしばらくするとおかしくなるが、離...
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夢のような夢のはなし  17.影(その3)

緑色に濁った水の中に住んでいる男(私の影)の夢を見た1ヶ月後に、私は日蝕の夢を見た。 「日蝕があるというので、私は空を見上げている。太陽の左上端に少しずつ黒い影が差してきて、いよいよ始まったなと思う。私はあたりが暗くなったかどうかを確かめるために目を地上に移すが、それ以上暗くなる気配がない。おかしいなと思って再び空を見上げると、一旦差しかけた影がまた元に戻り...
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夢のような夢のはなし  16.影(その2)

前回は自我を補佐してくれる影(positive shadow)の話をしたが、今回は自我にとって不愉快な、あるいは不気味な印象を与える本来の影の話である。筆者は教育分析を受けるようになってちょうど1ヶ月経ったときに、次のような夢を見た。これを紙面の許す限り詳細に分析してみよう。 「橋を渡って道路がゆるやかに左へカーブする手前にバス停があり、私は自動的に開いた後...
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